私は基本的に流行り廃りの少ない服が好きだ。
特にアウターなどは上手に着まわせば何年か活躍してくれるのでなるべく定番的なものを調べて購入するようにしている。
というわけで、今日はPコートほど流行る事もなく特に廃れる事もないドンキーコートの話題。
まずは簡単なドンキーコートの説明を。
ドンキーコートとは、基本的にメルトンウールで作られているワークウェアで元来は英国の炭鉱や港湾関係者などの労働者階級がよく着ていたアウターである。
ドンキーとは英語でロバの事。この襟をロバの耳に見立ててそう呼ぶようになったようだ。
襟のシルエットは大きくリブ・もしくはニット襟なのが特徴でボタンダウンであるのも特徴。
あと全体的に定番のものは着丈の短めなものが多いと思う。
利便性も高く一定数のファンもいる為に現在では色々なメーカーがこのドンキーコートのデザインを取り入れている。
私個人としてはさほど流行にとらわれず着られるし、冬場はよく活躍してくれる本当に便利なアウターといったところ。
このあたりは流行にとらわれにくいのもワークウェアの特徴だと思う。
さらにPコートの様にマフラーを組み合わせることなく首周りにシルエットにボリュームがあるのでトータルバランスもよく冬場に一枚持っていると便利なアウター。
目次
ドンキーコートの定番ブランド(名品)紹介
さてそんなドンキーコート、歴史があるだけにやはり定番ブランドが存在する。
これから紹介する物は、いわゆる名品と呼ばれるアイテムである。
定番中の定番はYarmo(ヤーモ)
間違いなくドンキーコートのナンバーワンの定番は間違いなくヤーモ(Yarmo)(公式サイト)だと言っていいと思う。
ドンキーコートのご当地の英国1898年創業の歴史の古さはやはり飽きないデザインと丈夫で肉厚なメルトン素材を使用していて防寒性も高い。
裏地は綿入りのキルティング。袖もリブになっており外気を遮断する効果も高く防風性の面も優れている。
また英国製のブランドの中では価格的にアウターとしたら買い求めやすい価格帯なのも嬉しい所。
Pコートよりカジュアルな雰囲気で、着回しも良い。
一生モノとは言わないが長年使えるのは間違いない。
またヤーモについて少しだけ補足すると、このブランドはインダストリアル(工場)ワークウェアとマリンウェアーを作っているブランドで他にも名品は多い。
画像はヤーモ公式より
個人的にはエンジニアジャケットも欲しいと思った事もあったのだが、セレクトショップで試着してみたところ私には肩幅に余裕が出来すぎてしまったので見送った。
ワークウェアは基本的にシルエットが大きめなのでしょうがないかもしれないが、特に私の肩幅では着こなせる物ではなかった。
またヤーモでドンキージャケットと並ぶ名品と言えばおそらくドライバーズジャケットだろう。
シンプルで普遍なデザインなので一枚持っておいても損は無い品だと思う。
Fidelity(フィデリティ)
二つ目のブランドはフィデリティ(公式サイト)、こちらは日本のブランドが別注のデザインも多数存在するので日本人の体型でも着こなしやすい物が多い。
ちなみに私の持っているドンキーコートもフィデリティの物。
フィデリティはアウターウェアを得意にしているブランドで(ほぼアウター専門メーカーと言ってもいい)メルトンウールの扱いはお手のもの。
また米軍に納入していた事もあり素材の丈夫さや防寒性も優れている。
フィデリティの定番といえばPコートかもしれないがドンキーコートも非常に良い商品。
ちなみに動画でフィデリティのドンキーコートを紹介している人がいた。
見てもらうと分かりやすいが細身の人にも野暮ったくなくスタイリッシュなシルエットになっているので少しキレイめな感じでドンキージャケットを着たい人にはコチラをオススメ。
個人的な意見だがヤーモのシルエットとフィデリティでは、こちらが好みかな。
あとフィデリティでショート丈といえば上質なメルトンをいかしたCPOジャケットもオススメだ。
アウターを着るほど寒くは無いがちょっとシャツだけでは寒いなんて時には重宝すること間違い無しで見た目にもキレイなシルエットで本当に良いアイテムだと思う。
Fred Perry(フレッド・ペリー)
ポロシャツのイメージが強いフレッドペリーだがアウターも製造している。
上の二つよりもブランドとしては日本では有名だろう。
ここで公式サイトからの商品説明を引用しておく
ドンキーコートとは元々は英国で着用されていた着丈の短いウールのワークジャケットのことで、特徴的な大きいリブ襟がロバ(Donkey)の耳の様に見えたことからそう呼ばれるようになりました。スキンヘッズが好んで着用したことでも知られています。
このワークテイスト溢れるアイテムを、華やかなリバティファブリックを裏地に使用することによってエレガントに仕上げました。
袖のトリコロールリブは、Fred Perry ブランドがスポーツウェアブランドとしてスタートしたことを思わせる仕様で、デザイン性と防寒・防風性を併せ持つ仕上がりとなっています。
説明にもあるとおり袖先のリブが特徴的でいかにもフレッドペリーといった感じだ。これをプレッピーというのだろう。
また襟のボタンをとめる部分がレザー製なのも他とは違う特徴だ。
個人的にはやはりやや若いイメージのデザインだがたまにはこんなのも着てみてもいいかな?という感じ。
少し外してみるなどの時にはいいと思う。
フレッドペリーについてはコチラの記事でモッズコートも紹介している↓
まとめ
ドンキーコートはコートというには着丈の短いものが基本に多い。
着丈の短いおかげで冬場に野暮ったくなりがちな下半身をすっきりと見せる効果もあるアウターだ。
Pコートをカジュアルに着こなそうとすると妙に学生感が出てしまう・・なんて人にもオススメできるし、マフラーを巻く事もないので全身のコーディネートを簡単にすっきり見せられる。
パンツはデニムなどでもいいし、ワークウェアに合うものなら基本的に何でも合わせやすい。
個人的には細身のパンツのほうが襟に特徴のあるドンキーコートとのバランスもとりやすくてオススメだがが、太めのカーゴパンツなどに合わせてみるのも良いと思う。
もしドンキーコートを一つ買っておくのなら紹介した3つのブランドを購入しておけば品質やデザイン面で失敗してしまう事はないだろう。
アウター関連全ての記事はこちら