(最終更新日2024/09/11)
思えば田舎で中学生時代を過ごした私は、白スニーカーに少しだけ偏見を持っていた。
それは渡しの田舎出身の母校中学校の悪習として靴は指定されておりそれが白だった。
おまけにブランドのマークがワンポイント入っているだけで教師に呼び出され説教と今ではありえないが体罰までもあったのだ。
北朝鮮なみに謎の統制を強いられた中学時代のせいで白スニーカーを履くと
白スニーカー=中学時代の悪夢
そんな軽いPTSDを発症してしまう白スニーカー、これを良いアイテムと認められるようになったのは大学を卒業する間近の頃。
きっかけは、簡単なものでズバリ!周りのオシャレさんが履いているのを見て憧れたから。
あっさりとPTSDは治りそれ以来しばらくは、今までのトラウマを脱して白スニーカーが次から次へと欲しくなってしまい困ったものである。
てな訳で白スニーカーの比較をしながらいろいろ調べたせいで知識だけは妙に蓄えられた。
今回はトレンドに流されず長年愛用出来るオススメの定番商品を紹介していこう。
あと、細かいコーデに口出しはしないが一応、素材をキャンバスとレザーで分けて紹介していきたい。
ヌケ感の強いのはやはりキャンバスでよりカジュアルなイメージ
キレイめに履きたいのはレザーで場合によってはクールビズなどビジネスにだって使える?っと言ったイメージ
と、いう訳でまずは買い求めやすい価格帯の多いキャンバスの白スニーカーを紹介していこう。
ちなみにレザーは後半に紹介している。
目次
持っておきたい白スニーカー(まずはキャンバス編)
さて先程も書いたがヌケ感があるキャンバスの白スニーカー。
コーデの便利さからか、いくつものスニーカー界の名盤が存在する。
という訳で紹介していこう。
紹介するアイテムは、いわゆる定番中の定番が多いのだが、年齢や世代的には定番から抜け落ちていて使えるアイテムもあるかもしれない。
と言いながらまずはド定番のコチラから↓
コンバース オールスターは永遠の定番
永遠、不滅、と言っていいほどのメジャースニーカー!
ひょっとしたら世界中で一番履かれたスニーカーなのかもしれない。
ちなみにオールスターは会社関係が日米で少しゴタゴタがあった。詳しくは下の記事に
コダワリがあるのならアメリカ製のモノが欲しくなるところだが気にするのはマニアくらいか??
特に白いスニーカーなら汚れやすさなど考えるとコスパの良い日本製のほうがオススメである。
あと、ハイカットとローカットのどちらがオススメかと考えるととりあえず持っておきたいのはローカット。
特に近年はパンツの裾は短めでスッキリ見せる事の方が多いのでとりあえず買うならローカットをオススメしたい。
バンズ(VANS) オーセンティック
こちらはバンズの看板モデル。
かれこれ創業以来から50年以上の歴史があるスニーカー。
70年代に有名スケーターをサポートして一気にメジャーブランドに駆け上ったブランドだが普段履きのスニーカー愛用者にも非常に評判が良い。
足の形によるだろうが、履き心地の評判としては靴ずれなどのトラブルも少ないので、オールスター党のスニーカー民もコチラに乗り換えた人もいるそうな。
かなりシンプルでシックな印象でコーデにはかなり便利なアイテムといっていいだろう。
バンズと言えば更にシンプルなスリッポンもオススメだ
思わずオススメするのを忘れていたバンズの名品のスリッポン。
脱いだり履いたりする時にはやっぱり一番便利だ。
先程紹介したオーセンティックよりもさらにシンプルな一品で夏を意識するにはかなりオススメのアイテムだ。
コンバース ジャックパーセル
つま先の一本ライン(通称ヒゲ)が特徴的なジャックパーセル。
こちらも白スニーカーの定番と言って十分な市民権を得た名スニーカーである。
今となれば当たり前のようにコンバース社の商品なのだが古くはスポルディング社と1930年代のバドミントンの世界王者ジョン・エドワード・ジャック・パーセルが契約した際に開発されたのがスニーカーのジャックパーセルのスタートだ。
わかりやすく言えばバッシュのジョーダンモデルのようなものかな?
で、紆余曲折を経て1972年よりコンバース社の傘下の元に製造されるようになった。
そこからは有名人にも愛用されカジュアルスニーカー界ではつま先のヒゲと同じく一本スジの通った地位を確立したのだ。
ちなみにジャックパーセルのホワイトキャンバスは他のキャンバススニーカーより白色が鮮やかと言われている。
個人的な意見だがこの鮮やかさが少し履き古した時のコナレ感が醸し出されていく秘密だと思っている。
で、後に説明するのもどうかと思うので言っておくとレザー版のモノも、もちろんオススメしたいアイテムである。
PALLADIUM(パラディウム) バンパ
かなり個人的に愛しているスニーカー。
でも、オールスターなどに比べると履いている人が少なめなイメージである。
原因はスニーカーとしては形はかなりブーツっぽさがあるのか・・?
このゴツメのソールはブランドの発祥はタイヤメーカーからワークブーツブランドへと変化していったパラディウム社製の歴史も感じる一品である。
さらにアッパーのキャンバス仕様に至ってはフランス軍から依頼との事もありいかにも丈夫そうなフォルムである。
ワーク由来のデザインをカジュアル使用にした時の良さが非常に残っていて最近の裾の絞られたパンツとの相性も良く、コーデに取り入れるとおもしろいアイテムである。
特にハイカットモデルは、スニーカーには出せない存在感も有り非常にオススメしたい一品である。
SPRING COURT(スプリングコート)
1936年フランス老舗スニーカーブランド。
かなりシンプルな作りで紐をシリコン製のものに変えてスリッポン化させて履くのもオススメである。
左右4個ずつソールにベンチレーション(空気穴)、さらに中敷に溝を設けることで通気性を確保しているのが特徴、
現在でもアッパーと靴底の生地は職人による縫製で他のキャンバススニーカーよりはちょっと高め?な価格設定だがそれも納得出来る仕上がりである。
さり気なさの中にフレンチ香るオススメの一品。
オススメのレザー白スニーカーはこちら↓
さてさて白レザースニーカー。
こちらも定番中の定番と呼ばれる名盤スニーカーが沢山ある。
キャンバスに比べると汚れにも強く季節も選ばずと冬コーデの白スニーカーにはこちらの方がオススメだ。
もちろん靴自体の耐久性も強く汚れにも強いのはコチラなので長く愛用出来るので、流行り廃りのない定番の白スニーカーは愛着の湧くものが多いだろう。
ナイキ エアフォースワン
少しボリュームの大きいイメージのエアフォースワン。
シルエット的にもシンプルで足元にボリュームの欲しい時には便利アイテムだ。
1982年発売との事でかれこれ40年弱に至ってナイキの看板スニーカーだ。
私も過去に何足か愛用したがソールがちょっと黄ばみやすいイメージがある。
完璧な手入れとは言えないが歯磨き粉でソール表面の汚れを落とすのはオススメしたい。
ちなみに下にオススメしたエアフォースワンは07年モデル。
いくつかのモデルチェンジやアパレルブランドとのコラボモデルなどあるけれど安定した形でオススメだ。
ADIDAS STANSMITH/アディダス スタンスミス
最もコーデの万能選手と言えばこのスタンスミスかもしれない。
基本デザインはこれ以上プラスする所も無ければマイナスにする要素もない非常に完成度の高いスニーカーといえるだろう。
ちなみにベロの部分に書かれている顔はスタンレー・ロジャー・スミス。
テニス界のレジェンド選手(コーチとしても有名)である。
上の写真ではヒール部分のグリーン。
グリーンが最もスタンスミスで最もメジャーなカラーかもしれないがカラーバリエーションは豊富で、配色など色々なパターンがあるので目を通して見るとおもしろいだろう。
過去には蛇革等の奇抜すぎ??てのもあるがオシャレ上級者には良いのかもしれない。
アディダス スーパースター
三本ラインと少しボテッとしたフォルム。
本当はちょっと好き嫌いがありそうなデザインなのだがそんな事考えさせない歴史がスーパースターだ。
2015年が45周年だったのでそろそろ2020年は50周年モデルやコラボモデルなどの発表も多いかも?しれない。
スタートはバッシュとして、80年代にはまだスケボーシューズの存在も少なかったようで、そのタフさから多くのスケーターに愛用された。
アッパーのレザーの仕上げがクラシックな仕上げなのでコーデをかなりシンプルにまとめといて合わせると足元のオールド感と良い感じにまとまりやすい。
オニツカタイガ LAWNSHIP(ローンシップ)
レトロ感と抜群の履き心地が合わさった日本ブランドの代表格がオニツカタイガー。
ランニング系の多いオニツカタイガーの中で、テニスシューズから作られたカジュアルなイメージを代表するのがこのローンシップだ。
新しいモデル(LAWSHIP2.0)ではサイドロゴも廃され旧モデルよりもさらにシンプルになった。
しかし個人的にオススメしたいのは前モデルのモノで、サイドロゴの細やかなオニツカタイガーの主張は外したくないポイントだ。
ちなみに履き心地は前モデルのモノの方が軽いとの事。
ただし、それはソールの材質の差で耐久性は新モデル2.0の方が高いかもしれない。
さらに2.0はカラーバージョンも増えてシルバーなんてのもあるので気になる方はチェックしてみてほしい。
ジャーマントレーナー
個人的には一足は持っておきたい!!って感じのスニーカーである。
そもそものデザインは70年〜80年の西ドイツ軍のトレーニングシューズである。
ミリタリー系のデザインというのは過分な事がされておらず質実剛健な機能美を兼ね備えたアイテムである。
言ってしまえばミリタリーアイテムは永遠の定番デザインになりえてもおかしくない価値の有るものだ。
で、このジャーマントレーナー、デザインの権利がないのが迷い所の一つである。
本物のドイツ軍払い下げのモノは数も不足してきているし中々アジア人には合ったサイズも少ないのである。
相場だと6000〜14000円あたりだろうか??
じゃー復刻モデルは何が一番なのか??となると全ては見ていないが評判、価格(5万以上??)、ブランド力でいくとマルジェラである。
さすがにちょっと手が出ない私は日本のタナカユニバーサル社製のモノを愛用している。
ちなみにマルジェラよりも古くから復刻しているし再現度も高く品質に間違いはないのでコダワリがなければ必要十分のアイテムである。
まとめ
今回紹介した白スニーカーはどれも定番のレジェンドスニーカーばかり。
流行に迷わされる事もないので何かとコーデには何かと便利なモノばかりである。
定番の白スニーカーの面白いところは個性が無いようで有るところ。
どれもスニーカー界の歴史に名を残す個性がそれぞれに隠されていて書いていても面白いモノが多かった。
ちなみにキャンバス、レザーどちらも白(ホワイト)さが売りなので汚れには注意して愛用していこう。
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