(2024/10/02更新)
スキンヘッドになってから帽子は手放せない。
そんな事を前にコチラの記事でも書いた↓
とにかく頭皮を守るべき寒さ暑さへの対策は大事だからである。
さて、困るのはスーツ着用時。
屋内の場合はビジネスや冠婚葬祭の場合は帽子をとるのが常識だが屋外の時は基本的に帽子の着用も認められるだろう。
個人的な意見として言わして貰えば、葬式の場合だけ屋内屋外問わず、脱帽が望ましいとは思うが・・。
しかしスキンヘッドだと喪服だけは何をやってもうまくいかない気がするのだが・・。
ヤ○ザ感丸出しだろうが死者へのスジを通すべきである(どんなスジだ・・)。
さて、そんな話は置いといてスーツ着用時に似合う帽子について考えてみよう。
現在の主流から考えるとスーツの着用時の帽子って少しクラシックスタイルな感じでいかにもキメてます!な感じがするが昔は正装のアイテムとして帽子は欠かせないアイテムだったようだ。
歴史的には1960年台頃からスーツ着用時の帽子文化は衰退していったようだ。
たしかに昭和の旧い映画を見ているとスーツの紳士は皆、中折れ帽を着用している事が多い。
人と人とが出会った時に軽く帽子と取って頭を下げる、こんなシーンは誰もが見たことがあるのではなかろうか?
そんな風に帽子をサッと取って挨拶の出来る紳士はやはり格好良いと思う。
また、私のようにスキンヘッドならずとも基本的に紫外線は髪にも頭皮にも悪影響でしかない。
また着帽している方が、暑さ寒さへの対策には便利なのである。
という訳で、さっそくスーツに似合う帽子を紹介していこう。
最後に比較的購入しやすい価格の日本製オススメハンチングも紹介しておく。
目次
スーツに似合う帽子は2系統
紹介するのは2系統の帽子。
それは中折れハット系とハンチング系だ。
この2系統がスーツの場合にも被りやすい帽子だ。
あと、ニット帽も候補に挙げようかと思ったが、スーツの場合は防寒アイテムの意味合いも強く、着こなしで格好いいのはアウターありきのイメージがあるので個人的に思うので外しておいた。
もちろん格好良く着こなしている人もいるだろうが、スーツに似合うと括った場合はちょっと違う気がした。
さて、では中折れハット系とハンチング系の使い所を簡単に言うと
中折れハット系はフォーマルなイメージ
- 結婚式の時なども使用できる。
- スーツ着用時のスタンダードな帽子。
ハンチングはどちらかと言うとカジュアルなイメージ
- 通勤使いなどにはいいだろう。
- ビジネススーツ以外のスーツの時に決まりやすい
簡単に言ってしまえば感じだろうか?
しかし中折れハットにも色々と種類があり、ハンチング系にも色々な種類が存在する。
それぞれ一流なアイテムと、まずはちょっとその形の帽子を試したいって人の為にサイフに優しく買い求めやすいアイテムを紹介していこう。
中折れハット系の紹介
スーツ時の帽子にはやはり中折れハットは使いやすくキマリやすい。
デメリットとしては型崩れの心配と携帯性かな?
さて、中折れハットといえば最初にも貼ってあった画像、妖怪人間ベムの登場人物の着用品。
こんな紹介では誰も魅力を感じないかもしれないので違う画像も挙げておく。
中折れハットにも色々と細かいアレンジがあり、ツバの形を少し変形させたりして楽しむ事が出来る。
正統派はツバの前の部分を少し下げる形。
好きなようにかぶればいいのだが、スーツに着用するのなら少しはこだわりを見せるといいだろう。
あと現在、世界で最も有名な中折れハットの愛用者はジョニー・デップだろう。
麻生元総理も似たようなかぶり方をしているがやはり格好良さ別物だ。
さて、ジョニー・デップの愛用品を気になって少し調べるとボルサリーノ社のファーフェルト(ウサギの毛)のモノを愛用しているようだ。(その他ブランドも着用するみたいだけど)
柔らかく被り心地も良いらしいがやはり価格は高め。
羊毛とウサギでは取れる毛の量が違うから価格的にはしょうが無いんだろう。
誰もがジョニー・デップにはなれないがやはり良いものは良い!
特に良いスーツで決めたのならこれくらいの価格帯のモノも有りだと思う。
ちなみにサイフに優しいのはコチラ
いきなりボルサリーノは・・?なんて人にはオススメである。
パナマ帽
映画ブエナビスタ・ソシアル・クラブにはスーツに帽子の格好いい男たちがたくさん登場するが、現在の日本で小粋に着用できる男は少ないイメージだ。
まぁ某元総理は着用しているがコスプレ感が少し出ているような・・・見慣れていないだけか??
さて、パナマ帽も戦前は男子の正装としてよく着用された。
ちなみに期限はパナマではなくエクアドルにあり、材料の草がパナマ草らしい。
余談となるが、中折れハットではないが、パナマ帽に似た帽子にカンカン帽というモノもある。
分かりやすい例えがどうしても月亭可朝が被っているヤツとなってしまうが、こちらはヨーロッパ発祥の帽子で戦前の日本では大流行したようだ。(特に夏の男の正装としてはマストアイテムだったとか)
とにかく日本では和装、洋装関係なしに使われた大ヒット商品だったらしい。
で、現在は女性に再ブームが到来し街なかでも見かける事が増えた。
そのせいか男性でもワンポイント的に着用する男性も多くオシャレアイテムに昇華した感がある。
海外の人から見たら不思議な組み合わせに見えるかもしれないが、私には旧い映画の登場人物のようで風流なモノに感じる。
それくらい昔の日本人男性には愛用されていたのだろう。
で、買い求めやすいモノはこちら↓
スーツに合わせる事が無くても遠慮なく折り畳めるので夏場は大変に重宝している。
他にも天然素材系の夏向きの帽子についてはコチラの記事にまとめて有るのでドウゾ↓
ハンチング系の帽子
ハンチングのルーツは、元来シルクハットを愛用していた上流階級の英国貴族が乗馬や狩猟用に着用しだした帽子。
トップの部分を頭の形と合わせることでシルクハットよりもズレにくく落ちにくい。
この頭の形と合わせる事で簡易ヅラ感も出るのか、現在ではハンチングは髪の薄い人が愛用する事が多いと言われている。
余計な事を言ってくれるなとスキンヘッドの私は最近ハンチングを敬遠しているが、ハンチングは種類も多く多種多様な顔の形に似合いやすいと思う。
ちなみに選ぶ時のポイントは自分の顔の幅よりも、少しだけツバの広い幅の付いたモノが良い。
東京スカパラダイスオーケストラのキーボードの沖祐市氏の画像。
この画像だと蝶ネクタイ着用だが普通にシックなタイでも格好いいだろう。
クラシックスタイルな香りもするがハンチングとスーツの組み合わせは現在でも十分格好いいと思う。
さて、そんなハンチングは先にも言ったように種類が多い。
定義がそれぞれ曖昧だが4種類のハンチングの特徴を挙げて説明してみよう。
モナコハンチング
もっともベーシックなハンチング。
だれもがイメージするものはコレだろう。
画像の商品はボルサリーノ社のモノ。
この形のモノはカモノハシの口に似ている事からカモノハシモナコハンチングとも言う。
まぁ誰がキメた訳でもないがハンチングの世界は奥深い。
生地はイタリア製使用のよう高級感もありスーツ着用時にも合いやすそうでオススメだ。
こちら↓はステットソン社の帽子。1865年の創立のアメリカの老舗ブランドのモノ。
麻メッシュで通気性も良さそうだ。
夏は、オン・オフと活躍しそうだ。
買い求めやすいアイテムはコチラ↓
カラーは三色用意されていてサイズ調整も可能だ。
とりあえずハンチングが欲しいなんて人にはオススメの一品である。
いろいろな服装にも合わせやすく使いやすい。
キャスケット
じつは世間ではハンチングとは区別されていそうなキャスケット。
私の中ではドラゴンボールのウーロンがよくかぶっていたなぁと懐かしむアイテム。
ハンチングよりもトップの生地が2~8枚と多く、ボリュームも大きいが、一応ハンチングに分類されるモノとしたい。(スーツに合うしね)
こちらはルーツにフランスが絡んでいフランス語のカスク(casque、かぶと・ヘルメット)との事。
画像の商品はニューヨークハットのモノでアメリカでは新聞売りのがよく被ったことからニュースボーイ・キャップとよばれる。
もちろんスーツ着用時に使用出来るアイテムだと思うが少しゆったりとしすぎかな?
こちらの商品はカジュアル向けのデザインもあり使いがっては良さそうだ。
買い求めやすいのはコチラ↓
あまりにクラシックな感じでは困るという方にはコチラ↓のキャスケットくらいの丸みなら使いやすそうだ。
プロムナード
ツバが全体にトップの布地に隠れるように作られたハンチングをプロムナードハンチングという。
ツバが見えないのでベレー帽のように見えるモノもある。
分かりやすくいうと、たまに女子がかぶっているカンゴールのアレといえばいいかな??
基本的にニットやフェルトのような柔らかい生地のモノが多い。
メルトン生地で出来た冬モノのコートなどにも合わせやすくて使いやすいモノも多いだろう。
あまり気取らず無難に着用出来そうなモノも数多く有り、コチラの商品画像の雰囲気をイメージしてもらうと良いかも知れない。
買い求めやすいのはコチラ↓
コチラはプロムナードにはめずらしい天然素材モノで真夏にもかぶれる良いアイテムだ。
ただし、スーツには微妙か・・・。
アイビーハンチング
最後にアイビーハンチング。
一見、モナコハンチングとあまり変わらないが、一般的にサイドの布地のモタレの少ないモノや、コンパクトでスタイリッシュなシルエットのモノをアイビーハンチングという。
名前の由来はアイビーファッションから。
というわけで商品もアイビーらしくRRLの商品。
見た目の爽やかさから夏などはアイビーハンチングを選ぶのもいいだろう。
ちなみにアイビーとは簡単に言ってしまうと米国のエリート学生達がこぞってしていたファッション。
上品なイメージがあるのもアイビーハンチングのいい所でも有る。
買い求めやすいのはコチラ↓
the!無難!といった感じのハンチングだ。
サイドベルトでサイズも調整可能、カラーは無地で数種用意されている。
価格も安いので持っていると重宝するだろう。
まとめ
スーツ着用時に似合う帽子。
あまり日本では着用する人も少ないせいで悩む人は多い。
妙にキメすぎた感じになるのが少し恥ずかしさが付きまとうかもしれない。
しかし、歴史を紐解けば帽子は紳士の外出時にはマストアイテムだったとも言える。
きっと、なにも気恥ずかしがらずにサラリと被ってしまえば良いのだと私は思うのだが・・・。
もしいきなり高い帽子を購入してしまうのはちょっと・・なんて時は気軽に買える価格帯の商品でお試ししてみるのも手だと思う。
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