カーディガンの利便性は言わずと知れた事。
基本的にニットの性能にもよるが、季節は夏以外は活躍すると考えていいだろう。
カーディガンの着脱のしやすさは戦時下において怪我をした者が着易いようにVネックセーターを前開きに改造したモノが由来。
このおかげで現在は寒ければ着る、暑ければ脱ぐという温度調整の容易な服、イコール着回しの良いアイテムとされている。
もともとVネックセーターの改良版とあってテーラードジャケットとのレイヤードとしても活躍する。
また、チェックのシャツにチェックのパンツとちょっとやらかし気味のコーディネートの時にも上から無地のカーディガン一枚で簡単に統一感も出せるという魔法も使えてしまう。
さらにカラーが地味目に成りがちなアウターの下に差し色として使う事も出来て本当に万能選手だ。
さて、そんなカーディガンの利便性の説明はこれくらいにしておいて、いざカーディガンの定番オススメブランドを3つ紹介したい。
目次
カーディガンの品質良し、イメージ良し、廃れ無しの定番3ブランド
ここではカーディガンの個人的主観で定番3ブランドを紹介したい。
どれも持っていれば、おっ!と思われる様なモノで買って失敗の無いものばかり。
一生モノとまでは言わないが長く使える良ブランドの品々だ。
ドルモア(Drumohr)
定番の紹介がしたくて、まずはニット界で世界最古と言われるドルモアを挙げておく。
創業はなんと1773年。調べてみると杉田玄白の解体新書の書かれる一年前。
どんだけ古いんだと思ってしまうが現在でも製法は大量生産の波にも負けずハンドメイドに拘り続けている。
現在では生産拠点はイタリアに移ってしまったが毛糸の洗浄には会社発祥のスコットランドの水を用いるという拘りを持っている。
ここで紹介するのは1番利便性の高そうなハイゲージニットのカーディガンでインナーとしても使いやすいスッキリとしたシルエットのもの。
ジョン・スメドレー(John Smedley)
1784年創業のイギリスのニットブランド。こちらもドルモアに劣らないくらい古い歴史を持つ。ちなみにブランド設立にはジョン・メドレーと共に、あのナイチンゲールの叔父、ピーター・ナイチンゲールも名を連ねている。
ここでは春夏にも使えそうなコットン(綿)ニットカーディガンを紹介したいと思う。
特にオススメしたいのはS3795。
肌触りは、軽く、柔らかくしっかりと肌に馴染みの良いシーアイランドコットンを使っていてこれ以上ないくらいの高品質。
さらに日本人の体型に合わせたJAPANFITまでラインナップされている。
丈、腕丈が日本人に合わせられているので上からジャケットの中を着てももたつく事はなく着回しの良さも最高の品。
アンデルセンアンデルセン(Andersen-Andersen)
続けて歴史あるブランドの商品を紹介したので、新しめのブランドも紹介したいと思ってアンデルセンアンデルセンを挙げる。
じつはニットと言えば北欧!というイメージからまっさきに思いついたブランド。
アンデルセンアンデルセンはデンマークにて2009年創業のブランド。
海洋国家であるデンマーク、ニットの生産はいわゆる伝統産業ともいえるモノ。
そんな中で新規メーカーであるアンデルセンアンデルセンがなぜ世界に瞬く間に名を知れわたったのか?
答えは簡単、品質とデザインだ。
こちらは先程紹介したドルモアのように薄手のモノではなく丸首でアウターとしても着られる暖かさのモノ。
柔軟性と耐久性を備えた至高の良品だと思う。
マトメ
カーディガンは着回しの良さが何と言っても売り。
何着か持っているかもしれないが、長年の利用も考えると一つは良いものを揃えたくなる。
特に品質の良いものは劣化ではなく経年変化として共に体に馴染んでくる。
ここにあげた3つのブランドはこの先に定番のものとして色褪せること無く利用できるものばかり。
カーディガンの購入の際はぜひとも参考にしていただきたい。